キッチン台の製作
材料取り
パイン集成材を使用しています。スライド丸ノコを使って切断しました。天板のみ、2枚貼り合わせて、厚さ30mmにしています。背板は幅が足りなかったので、板はぎしています。
シンク掘り用の治具
これはトリマーでシンクを掘る為の治具です。内側がシンクの大きさになります。
シンク掘りに使うトリマービット
Φ19のベアリング付きストレートビットを使います。
シンク掘り
先ほど作った治具を両面テープで天板に貼り付けます。治具の内側を倣い加工します。シンクの深さは20mmです。
収納扉の繰りぬき
収納棚の扉のくり抜き部分を加工します。糸ノコを使っておおざっぱに繰りぬいておきます。
トリマーで繰りぬき仕上げ
天板の時と同様に治具を作り、トリマーで倣い加工します。貫通させるので、捨て板の上で作業します。
収納扉の軸
ダボを軸に使います。Φ6を使用しました。受け手側の天板と底板にも穴をあけておきます。
ビスケット加工
ビスケットの入れる溝を掘ります。刃幅4mmのトリマービットを使用しました。ビスケットジョイントカッターを持っていれば、それを使った方が良いです。
キッチンの組み立て
ビスケット溝にボンドを塗り、はた金やクランプを用いて接着します。90°がでるように気を付けます。
オーブンの製作
材料取り
スライド丸ノコを使って、寸法通りに切断します。オーブンの扉のくり抜きは、収納扉と同様に加工します。
ビスケット加工
ビスケットの入れる溝を掘ります。刃幅4mmのトリマービットを使用しました。ビスケットジョイントカッターを持っていれば、それを使った方が良いです。
オーブンの組み立て
ビスケット溝にボンドを塗り、はた金やクランプを用いて接着します。90°がでるように気を付けて固定します。
コンロの製作
コンロ台の穴あけ
切断したコンロ台にサークルカットに使用する穴をあけます。Φ6の穴を2か所掘ります。8~9mm程度深さです。これは貫通させません。
コンロ台の溝掘り
この穴にサークルカット治具の中心を刺します。深さ10mmまでΦ70の円を掘ります。Φ6のストレートビットを使用しました。捨て板の上で作業します。部品と捨て板を両面テープで固定しておくと安全に作業ができます。
コンロの部品
Φ70の円板を2つ作ります。先程と同様に、サークルカット治具で外形がΦ70になるように円板を繰りぬきました。コンロ台の手前側を斜めに削ります。ベルトサンダーを使用しました。
装飾つまみの製作
図面の貼り付け
花形を手書きするのは難しいので、図面を印刷して、のりで板に貼り付けます。
装飾つまみの切断
バンドソーを使って切断しました。
蛇口の製作
蛇口の加工
蛇口の先端の穴は5mmの深さで、支柱部分は10mmの深さで掘りました。Φ20の座ぐりドリルを使用しました。
蛇口の部品
ベルトサンダーを使って、先端を丸く削ります。r=15です。Φ20の丸棒を切断しました。蛇口部分は短く、支柱部分は長く切ります。支柱を刺すために、キッチンの天板にもΦ20の穴を掘ります。深さは10mm程度です。
蛇口の組み立て
丸棒を刺して、接着剤で固定します。蛇口のつまみは回転するように、半ネジのビスで固定しています。
【完成】全体の組み立て
オーブンとコンロにそれぞれ半ネジビスを使って、つまみを取り付けます。収納扉とオーブンの扉に取手を取り付けます。最後に、やすりを使って全体的に角を削りました。オーブンとコンロはキッチンに固定せずに、独立しています。
完成です。