↓鞘の作り方はこちら(本体ver.2でも使用できます。)
必要な材料と工具
材料
パイン集成材
①12×60×600
②12×150×210
③12×150×70 2個
アガチス材
④6×40×165 2個
使用した工具
工作機械
- バンドソー ⇒曲線の切断
- 糸のこ盤 ⇒曲線の切断、くり抜き加工
- スライド丸のこ ⇒直線の切断
- ベルトサンダー ⇒大まかなやすり、面取り加工
- トリマー ⇒溝掘り、面取り加工
- ボール盤 ⇒穴あけ加工
その他
- スプレーのり ⇒図面の貼り付け
- さしがね ⇒寸法を測る、けがき作業
- 組やすり ⇒断面のやすりがけ
- 紙やすり ⇒表面のやすりがけ
- Φ2のストレートビット ⇒トリマーに取り付けて溝加工
- 32mm×150°のV溝ビット ⇒トリマーに取り付けて面取り加工
- Φ6木工用ドリル ⇒穴あけ加工
- 木工用ボンド ⇒接着用
- クランプ ⇒加工時の材料固定、接着時の圧着用
- バイス ⇒加工時の材料固定用
※私はこの工具を使用しましたが、他の工具を使用して同様に加工は出来ます。自分の所有している工具や、慣れている加工方法で行った方が安全で良いと思いま
ブレードの製作
ブレードの製作はver.1と同じです。ブレードの製作部分のみver.1の記事をご参照ください。
グリップの製作
図面の貼り付け
②12×150×210のパイン集成材を使用します。A4で印刷した図面をスプレーのりで貼り付けました。
切断
印刷の線に沿って、切断します。バンドソーを使いました。
ブレードを取り付けるくぼみに、ブレードがはまるかどうか確認します。はまらなければ、くぼみを拡張します。
切断時のバリを紙やすりで除去します。
くり抜き加工①
糸のこの刃を通すための穴をあけます。Φ6のドリルを使用しました。
くり抜き加工②
糸のこ盤でくり抜き加工をします。先ほどあけた穴に刃を通して、形通りにくり抜きます。
断面を整える
組やすりを使って、断面を整えます。バイスで材を固定して作業するとやりやすいです。
穴あけ
紐を通すための穴をあけます。Φ6のドリルを使用しました。
ブレード固定具の製作
図面の貼り付け
③12×150×70 2個のパイン集成材を使用します。A4で印刷した図面をスプレーのりで貼り付けました。
溝掘り加工①
トリマー加工をするためのガイドを溝と平行に取り付けます。両面テープで貼り付けました。このガイドにトリマーベースを押し当てながら倣い加工するためです。
溝掘り加工②
ブレードの溝加工で使用したΦ2のストレートビットを使用します。ガイドにトリマーベースの縁を当てながら倣い加工していきます。深さは2mm程度です。同じものを2個作ります。
溝部分だけ加工して、途中で止めます。
切断
印刷の線に沿って、切断します。バンドソーを使いました。同じものを2個作ります。
切断完了です。切断時のバリを紙やすりで除去します。
断面を整える
組やすりを使って、断面を整えます。バイスで材を固定して作業するとやりやすいです。
R加工に使うトリマービット
R3.2の丸面ビット(コロ付き)を使用します。
トリマービットを取り付ける
トリマーベースからR部分だけ刃を出します。
トリマーでR加工
コロを側面に押し当てながら加工していきます。材は両面テープで机に固定して加工しています。材をしっかり固定して加工すると安全です。
R加工の完了です。2枚の板のそれぞれ片面のみに面取り加工をします。
グリップカバーの製作
図面の貼り付け
④6×40×165 2個のアガチス材を使用します。A4で印刷した図面をスプレーのりで貼り付けました。
切断
印刷の線に沿って、切断します。バンドソーを使いました。
同じものを2個作ります。
面取り
グリップが握りやすいように角をとります。120番→240番の紙やすりで削りました。
仕上げと組み立て
組み立て前の面取り
組み立てる前に、グリップパーツの面取りをします。トリガーガードの部分と、自転車のブレーキレバーような部分のみ面取りします。
接着①
まずは、グリップとブレード固定具をボンドで接着します。接着の際にはクランプをすると良いです。
接着②
ブレードをグリップのくぼみにはめて、ボンドで接着します。
接着③
反対側のブレード固定具をボンドで接着します。
接着④
両側のグリップカバーをボンドで接着します。
仕上げ
先ほど接着して重ねた側面を組みやすりでやすり、側面を整えていきます。
完成です。
[おまけ] ver.2とver.1の比較
上:ver.2 下:ver.1
Ver.2で変更したことは下記の通りです。
- 黒いビスを無くしました。
- レバー、トリガーガードの細かった部位を少し太くして強度を上げました。
- グリップを細くして、子どもでも握りやすくしました。
ver.1は細い部位が多く、おもちゃとしての耐久度が低いように思っていました。木材のみの質感を大事にして、おもちゃとしての耐久性を上げるように改良しました。